『本を読めなくなった人たち-コスパとテキストメディアをめぐる現在形 (中公新書ラクレ 861)』
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出版社 : 中央公論新社
発売日 : 2026/2/9
ISBN:4121508610
著者による『映画を早送りで観る人たち』の待望の続編!
〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、
読書においてはどのように作用しているのか。
本作では、「本を読めない人たち」への徹底取材をはじめ、
テキスト受容を取り巻く読者と出版社/ウェブメディアの現状をリポートする。
一体「本を読めなくなった人」は何を考えているのか。
2010年代以降、本が読まれないことが当たり前になるなか、
ほとんどフォーカスされてこなかった。
生の声を取材することで、現代社会のメディア状況への考察を深めていく。
【目次】
プロローグ
第1章 ニュースを無料で読む人たち
――無料ウェブメディアの行き詰まり
第2章 本を読まない人たち
――〈わかりみ〉と〈おもしろみ〉
第3章 本と出合えない人たち
――無料抜粋記事と電子書籍の限界
第4章 本屋に行かない人たち
――聖域としての書店
終 章 紙の本に集う人たち
――読者と消費者
プロモーションの傾向が炎上方向ではなく、ファンダムを強く意識する方向(「お客」だけを相手にする)にシフトしているという話があって、なるほどな〜という感じがします。
「書店の、本がどさって並んでいる雰囲気が好きじゃないんです。圧を感じる」という若者の声が紹介されていて、なるほどなと。見放題サービスを初めて使ったときに、あまりにも見られるものが多くて何も選べなかったことがありますが、似た感じなのかもしれません。
読書については一定の割合でマウンティングしてくる人がおり、それによって、避けた方がいい話題と判断されるのはよくわかる反応ではある。
2026/2/20 読了
"したためる文章の一言一句が我が事という地獄"という文が、同じ書き手として強く感情を揺さぶられた。